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関節温存手術(骨きり術、RAO)の今昔

医師の研修が終わり、整形外科で関節外科を始めた昭和60年頃、私は、変形性股関節症の患者さん10~30年の自然経過例(手術をしないで経過をみている患者さんの事)を調査し、何故変形が進行したのか、手術するとしたら最もよい時期は?と、何もわからないまま、Ⅹ線写真と向き合っていたのを思い出します。その後、関東労災病院で高橋先生のRAO 手術を見た時の衝撃は今でも鮮明に残っています。こうして治療するんだよ、と手術後のⅩ線写真が叫んでいるような気がしました。その患者さんの経過を追うことの楽しさは言うまでもありません。治療ですから、何でもうまくいくわけではありませんが、関節治療の道しるべとして私の将来に大きな影響を与えた出来事でした。しかし、現在では、股関節治療の主が人工関節置換術であるがように取りざたされ、寂しい限りですが、自分の関節が存在する事の重要度と生きている関節を再建し機能改善する力量は関節外科医の本質であると考えます。規格内の手術が人工関節なら、骨きり術はリモデリングを引き起こす規格外の手術と言えます。入院期間が長く、筋力回復が遅い手術として今や敬遠されがちですが、その技術は、すべての股関節解剖と股関節手術の基本になっています。関節が”何ものなのか”わかり、そこに手術という技術があるのではないでしょうか。

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